ツアーコーディネータが見る海外旅行保険選ぶポイント

LIGIC BLOG-【海外旅行保険】ツアーコーディネーターが実際のて感じた事

ツアーコーディネーターをロサンゼルスでやっているSHIN MATSUIです。これから海外旅行や、仕事で海外に行く方も多くなってきていると思います。さて、海外に行く事が決まったら先ず、海外旅行封建を選ぶことから始める事を勧めます。

何故かというと、海外旅行保険の必要性は高いですでは、その理由について詳しくみていきたいと思います。 海外で医療機関を受診した場合、高額な医療費を負担する可能性が非常に高いです。というかめちゃくちゃ高額です。ちょっとしたケガや風邪、体調不良などで検診に行っても高額になる為、海外旅行保険には加入しておくことを強くおすすめしています。ではツアーコーディネーターが見る海外旅行保険選ぶポイントについてお話しします。

 

海外でのトラブルの比率

日本人が被害者となるトラブルの中で一番多く発生しているのが窃盗被害で、特にヨーロッパやアメリカ地域で多発しているようです。続いて、詐欺、強盗の順となります。またジェイアイ傷害火災保険の調査によると2019年度の海外旅行中の事故発生率は4.14%で、これは24人に1人が何らかのトラブルに遭っている計算です。万が一の高額な治療費に対応する補償だけでなく、海外旅行中に頻発しているトラブルにも包括的に対応できる海外旅行保険は渡航時の重要なアイテムのひとつですね。

参考:「海外邦人援護統計」(外務省)

 

47.8

治療・救援費用

海外旅行保険で最も事故件数が多い補償項目で、ケガや疾病による治療費用、救急車等の搬送費、医療通訳費、家族が現地に駆けつけるための渡航費用等。

26.9

携行品損害

スーツケースやカメラ、携帯電話等の手荷物の盗難や破損。

20.4

旅行事故緊急費用

航空機の遅延や欠航、航空会社に預けた手荷物が現地に届かない等、予期せぬ偶然な事故により負担を余儀なくされた費用(交通費、宿泊費、食事代、身の回り品購入費等)


アメリカの医療費は驚きの高額

特に海外のアメリカでは、日本と比べ医療費が高額です。日本では医療制度が整っていますが、アメリカは自由診療ののため、ちょっとした治療でも請求額が数百万円なんてこともあります。

また各国の医療事情は日本と大幅に異なるため、海外旅行保険への加入証明や医療機関に対して治療費の支払い能力の証明ができない場合は、治療を断られることもあります。旅行先の医療事情を把握し事前に備える事はとても大切なことです。海外に旅行する時は保険加入は必須ですよね。

医療費の他に、

ロサンゼルスでの救急車費用:約200,000円~300,000円 (※原則同一市内の料金)

飛行機で日本へ移送費用:ストレッチャー使用、定期便利用、付き添い医師1名、看護師1名         移送費:約50,000,000円〜


海外旅行保険を選ぶポイント!

ロサンゼルスで、ツアーコーディネートをしていて、体調不良で急遽病院送迎をしたり、スマホ紛失、パソコン破損などトラブルに立ち会いましたが、海外旅行保険会社によってサポートが全く違います。私がツアーコーディネートをしていて、実際に見て感じた事を記載します。

 

重要1:キャッシュレスメディカルサービス

保険会社の提携する医療機関で、治療を受けたその日にその場で、治療費用の一時的に負担することなく治療を受けられるサービスで、手元に現金がなくても、安心して治療が受けられるサービス。これはとても重要なポイントです。一時負担といっても数百万円〜数千万円の医療費の請求が来てしまったらとんでもないですよね。最も確認すべくポイントです。

 

重要2:「困った」に、対応してくれる各保険会社のサポートサービス

電話による医療通訳サービス

ケガや病気で医師の治療を受けたとき、電話による医療通訳サービス。

各保険会社が提供するサービス内容に違いはありますが、とても重要なサービスです。中には通訳サービスが付属しているにも関わらず、困った時に「通訳が見つかりません!」と断られるケースもありました。保険に加入する際に、しっかり確認をしておきたい通訳サービスです。

 

病院の紹介・案内

最寄の医療施設またはより設備の整った専門病院を紹介・案内をしてくれるサービス。

病院を紹介してもらい為に、保険会社に連絡をしたが、休診日の病院や、閉業した病院などばかり紹介された事がありました。加入する保険会社が提携している病院やクリニックをしっかり把握しているか確認をした方がいいです。しかし、保険会社任せではなく、ご自身でもgoogle MAPなどで、加入する保険会社が提携している病院名を検索して、ある程度位置情報を把握しておいた方がいいでしょう。

 

トラブル時の各種相談の受付け

現地の事情に精通した担当者による、日本語による事故・トラブルの相談ができるサービス。

また、パスポートやクレジットカードの盗難や紛失の際の手続きについての案内、賠償事故を起こし、加害者として法律上の損害賠償責任を負った場合または被害者として法律上の損害賠償請求をされる場合、現地の弁護士を紹介してくれたり、手配までしてくれるサービスもあります。

自分が持っているクレジットカード付帯の海外旅行保険を確認

海外旅行保険を選ぶ前に、まずは自分が持っているクレジットカードに付帯している海外旅行保険を確認しましょう。クレジットカードに付帯している海外旅行保険と保険会社の海外旅行保険は補償項目によっては併用が可能です。自分が持っているクレジットカードで補償されている内容を確認し、不足分を補う目的で保険会社の提供する海外旅行保険に加入するのがおすすめです。

クレジットカードには、最初から海外旅行保険が付帯されているものがあり、クレジットカード付帯の海外旅行保険には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

 

クレジットカード付帯の海外旅行保険のメリット

  • 旅行の度に申し込みの手続きをしなくて良い
  • 保険の利用に関する回数制限がない
  • 補償期間は一度の旅行で長期間に対応している
  • 保険料はクレジットカードの年会費に含まれる場合が多い(年会費が無料なら保険料も無料)

 

 

クレジットカード付帯の海外旅行保険のデメリット

  • 補償が手薄なケースが多い
  • 治療費用補償:限度額が50〜200万円など(保険会社では無制限のケースが多い)
  • 賠償責任補償:限度額が2,000〜5,000万円など(保険会社では1億円以上のケースが多い)
  • 保険金の支払い事由に該当しても一旦は自分で医療費を立て替える必要がある

 

まとめ

海外旅行保険は、海外での旅行中に発生したトラブルに対する補償が受けられる保険です。海外旅行保険の主な補償内容を十分に確認しておきましょう。また治療費は日本と比にならない程高額という事も念頭に、海外 旅行 保険 おすすめを参考にして検討してください。

 

 

 

LIGGIC / SHIN MATSUI

 

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