『フードホール』って聞いた事はありますか?
ニューヨーク・マンハッタンなどのビジネス街で、かなりの勢いで増えてているフードホールとは、イメージとしてショッピングセンター内にあるフードコートのことを指しています。一般的に、フードコートのテナントの多くがファストフードチェーンですが、フードホールでは地元の素材や新鮮さにこだわったレストランや有名シェフがプロデュースするグルメ飲食店が入っていたり、人気フードトラックのベンダー等、コンセプトがはっきりした外食店がテナントになっていルところに特徴があります。
最近では、今は活用されていない歴史的古い建物を生かしてモダンなつくりにアップスケールする一方、提供される食事は手頃な値段で統一されている所が多いです。中でも人気の場所
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Anaheim Packing District :440 S Anaheim Blvd, Anaheim, CA 92805
1919 年からの歴史がある柑橘類の箱詰め工場をリノベーションした高級フードコート。
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アメリカでフードホールの流れを組む源流となっているのが、サンフランシスコ・ベイエリアのフェリービルディング、ロサンゼルス・ダウンタウンにあるグランド・セントラル・マーケットもその一つです。
南カリフォルニアに2022年3月、高級スーパーのブリストルファーム(Bristol Farms)が新タイプのフードホールを持つスーパーをアーバイン地区にオープンしました。
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Bristol Farms Newfound Market: 700 Spectrum Center Dr Suite 50, Irvine, CA 92618
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ロサンゼルスを中心に19店舗を展開するブリストルファームがフードホールをスーパー用にアップデートし「食品劇場(food theatre)」とコンセプトしたのがブリストロファーム・ニューファウンド・マーケット(Bristol Farms Newfound Market)です。
「新発見店」を意味するニューファウンド・マーケットは、屋外ショッピングセンター「アーバイン・スペクトラム・センター(Irvine Spectrum Center)」内にあり、食品スーパー内にデリの延長線上にフードホールのようなレストランを配置したことが新発見の由来となっています。
ヨーロッパスタイルのイートインをもつカフェテリアの「ハード&ハンド(Heart & Hand)」、オーセンティック・スタイル・ピザの「ヴィアジオ・ピザリア(Viaggio Pizzeria)」、チキンサンドの「ホートンズ・ホットチキン(Horton’s Hot Chicken)」がスーパー内にあり、またビーガン用に植物由来メニューを提供する「ルーツ(Rooted)」や寿司を含むアジア系の丼物「ピカピカ(Pika Pika)」、シーフード系の「スウェル・シーフード(Swell Seafood)」、サラダ類「グッドグリーン(Goodgreens)」だあります。
ここは、ブリストロファームのシェフがプロデュースした食品劇場『フードホール』になっています。
デリの人気に支えられ、富裕層地区のスーパーマーケットでは、この様なアップスケール型フードホールが今後も増加していくのではないでしょうか。
私の個人的な感想ですが、日本食(寿司)のデリが充実しています。ランチ時間になると、お寿司コーナーに人だかりができていました。その光景を見て、ランチに気軽にお寿司が食べたい!→ブリストルファームといったイメージになっているのかなと思いました。
最近では(10/01/2023)、店内でまだ稼働はさせていなかったけど、Amazon Flesh Marketで使われている、AI導入の自動決算ショッピングカートの導入準備が進んでいました。このショッピングカートン関してはまた、違う記事でご紹介したいと思いますが、最初に発表された頃に比べるとこのカートは軽くなってきましたが、まだまだカート自体が重いんですよねぇ。。。
近々ブリストルファームの店内にも、自動決算のできるショッピングカートが使われる様になると思います。
アメリカ流通視察の際、是非一度足を伸ばして視察プランに入れてみてはいかがでしょうか。
LIGGIC / SHIN MATSUI
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